日本製紙株式会社日本製紙洋紙営業本部


よ〜し君:(ずどだだだだだだ‥‥)は、博士〜!!
し  げ:噂には聞いておったが、うるさいやつじゃの〜。博士は、ゴールデンウイーク中はモンゴルでバカンスで今おらん!
よ〜し君:じゃー、あんた、だれ?
し  げ:おおっと、申ーし遅れとったのー。わしは日本製紙の特需・特殊紙営業部の“しげ”じゃ。
よ〜し君:え? 日本製紙の人?(なれなれしい人だな‥‥‥)あーわかった!またまた新製品を出したからなんてこと言いにきたんでしょ?
し  げ:そーじゃ! 何故わかったんじゃ?  今回は、二十数年前の新製品、今では日本製紙の完全定番商品となっておる“エスプリコート”のおはなしをしたくての〜。
よ〜し君:あー、あのキャストコート紙って一般的に呼ばれている紙ですね。
し  げ:おー知っておったか。なんと言ってもエスプリコートの魅力は、二十数年間の歴史の中で培われた技術が生み出す品質なんじゃ。
よ〜し君:しっかし、エスプリって名前は高貴ですよね〜。
し  げ:名前だけに感心していてはいかんぞい。日本製紙では、洋紙にキャスト加工をした洋紙ベースと呼ばれるものから板紙にキャスト加工をした板紙ベースと呼ばれるものまでフルラインナップでお客様の多様な要望にお応えしてゆこうと、日々努力しておるのじゃ。わしをふくめてな。言ってみれば、日本製紙はキャストコート紙の総合メーカーなんじゃ。まーキャストコート紙のことは日本製紙になんでもおまかせってことなんじゃよ。
よ〜し君:疑問だったんですけど、キャスト?ってなんですか。ひょっとして鋳型?
し  げ:何故わかるんじゃー!! それはわしの台詞じゃろう。そうじゃ、鋳型じゃ。キャストコート紙は一般的なコート紙と違う方法で光沢と平滑を出しているんじゃ。知っとるかの〜?
よ〜し君:うーん?分かんないな〜。でも、たしか‥‥一般的なコート紙は‥‥スーパーカレンダーでつぶして光沢と平滑を出すんでしたよね。
し  げ:ほほう、よく知っとるの〜。感心。感心。博士に鍛えられたんじゃな。ところがキャストコート紙の光沢と平滑は一般的なコート紙と違い、キャストコーターに搭載されているキャストドラムによるものなんじゃ。その工程はじゃな、まず紙の表面にカラーを塗り、それが乾かない状態でキャストドラム、つまり鋳型じゃ、にくっつけるんじゃ。そうそう、実は、このキャストドラムには秘密があって、ドラムの表面が鏡のように平滑で輝いておる‥‥と同時にこのキャストドラムは100℃以上の熱を持っておる。熱いの〜。つまり、キャストドラムに紙をくっつけることで、その鏡面を紙に写し取ると同時に乾燥させ、キャストドラムからひっぺがすんじゃ。キャストコート紙が強光沢で高平滑なのは、鏡を紙に写し取っているからなんじゃよ。強光沢は鏡光沢ってことじゃな。
よ〜し君:強光沢は紙の見栄えが良くなりますよねー。高平滑のもたらすメリットは、なんなんだろう?
し  げ:印刷時のインクの着肉じゃよ。紙の表面が高平滑であればインクの着肉が良くなり、印刷絵柄の再現性がぐっとよくなるんじゃ。その特性を活かしてキャストコート紙は、よ〜し君の身近なところで大活躍しておるんじゃよ。たとえば、雑誌の表紙、書籍のカバー・帯、ポスター、ポストカード、封筒、紙袋、化粧品・医薬品・食品のパッケージなどなど、例を挙げればきりがないのー。
よ〜し君:あ、分かった! 全部最初に人目に触れるところに使われてるんだ。
し  げ:よ〜し君、鋭いの〜。そうじゃ、キャストコート紙は、人々の目に最初に飛び込んできて、強烈に商品をアピールするんじゃ。キャストコート紙の高級感のみが成しえる必殺技じゃ。
おっと、言い忘れておったが、ここで質問じゃ。よ〜し君、キャストコート紙を製造する方法はいくつかあるんじゃが、いくつあると思う?
よ〜し君:(さらりと)3つでしょ。
し  げ:何故分かるんじゃ〜!!そうじゃ3つなんじゃ。(1)ゲル化法 (2)直接法(3)リウェット法じゃな。
日本製紙ではゲル化法を採用しておるんじゃ。
よ〜し君:なぜゲル化法なんですか?
し  げ:ふむふむ、よー聞いてくれたの〜。それはじゃな、ゲル化法がバランスのいいキャスト法じゃからじゃよ。
よ〜し君:バランス?
し  げ:そうじゃ。バ・ラ・ン・スじゃよ。キャスト加工において最も難しいのは表(キャスト面)と裏(非キャスト面)の両方を美しく仕上げることなんじゃ。日本製紙が採用しているゲル化法でキャスト加工を行うと、両面がバランス良く美しいエスプリコートができるんじゃ。まー“ここにキャストコート紙の品質極まれり”とゆうとこかの〜。
よ〜し君:そうだったんですね。よーくわかりました。でも、しげさんの口調はほんっとに博士にそっくりですね。親しみがもてるな〜。
し  げ:実はじゃな(ベリベリ‥‥)
よ〜し君:え、は‥‥?

おしまい



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