日本製紙株式会社日本製紙洋紙営業本部


その1
ピーコック

 ピーコックピーコックと気軽に呼んでますが、これは単なるブランド名。尾崎製作所のダイヤルゲージはみんなピーコックなんです。(尾崎=尾の先+鳥の王様=孔雀=ピーコック)そのなかで、私たち紙屋が良く使用しているのはGシリーズ。だれが使い始めたのか尾崎製作所さんもご存知無い、どころか、紙の厚さを測るのにこれほど多く使っているなんて最近までご存知なかったそうです。そもそもダイヤルゲージなるものを尾崎製作所創業者の尾崎清信さんが輸入してきたのが大正5年、日本で初めて作ったのが昭和2年。それ以来、機械部品等の計測用途に開発されてきました。このGシリーズだって丸い金属等の部品を測るためのものなんです。平行板で挟むタイプは丸いものが測りやすいと、言われてみれば納得。平たいものを測るのは逆に先がとがったタイプが本来適してるわけですが、紙の厚さを測るのにはちょっと難有りですよね。そこで手軽さと相俟ってこのタイプが広く紙業界で使われるようになったようです。
 さて、尾崎製作所直伝の正しい測り方講座。まず、測る前に0点を合わせましょう。次に紙を水平に保ちピーコックで挟みます。目盛りを読む時にレバーを少し押し上げ気味にして針を固定させると良いようです。本体は金属ですので温度によって変化します。完全な絶対値を測るものではないということに注意してください。誤差も±1目盛りまでは許容範囲となっています(実際はもっと精度は高いですが)。
 現在、本当の紙厚計測用のピーコックを開発中とのこと。楽しみでも有り、恐ろしくもありですな、いやいや。


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