日本製紙株式会社日本製紙洋紙営業本部


密度と紙厚

 先ず、紙における密度とは、紙の締まり具合のことを指し、次の計算で求めることが出来ます。密度(g/cm3)=坪量(g/m2)÷厚さ(mm/1,000)例えば、上質紙四六判<55>の厚さが80/1,000mm(80μm) であったとすると、坪量は64.0g/m2なので、密度=64.0÷80=0.80となります。品種によって紙の密度はおおよそ決まっており、一般的には塗工紙で1.0〜1.2g/cm3、上質紙で0.6〜0.8g/cm3、中質紙(ラフ物)で 0.4〜0.5g/cm3となっています。
 次に、紙厚ですが、これはいわゆる紙の厚さのことであり、専門的にいうと2枚の平行円板の間に挟んで、一定の圧力の下に置いたときの厚さと定義されます。現在は平行円板の直径は14.3mm、測定時の圧力は、0.55±0.05kgf/cmと規定されています。
 紙厚は、坪量、そして密度との関係で成り立っており、抄造する際においても、この中の2項目が定まると残りの1項目が決まることになります。
 最近、厚みがあるわりに紙が軽い、低密度の「ラフ物」と呼ばれるものが増えて来ています。「ラフ物」とは、簡単にいうと同じ数(重さ)の繊維を使っていても、繊維間に多くの隙間があることによってフワフワに仕上がったものです。<左図参照>
 現在、この「ラフ物」はコミックス用途等で多く使用されております。今回ご紹介した「オペラクリームウルトラ」も上質書籍用紙としての低密度・高紙厚を実現した「ラフ物シリーズ」の最新製品です。


紙das・BACK紙das・NEXTこのページのトップ目次前頁