日本製紙株式会社日本製紙洋紙営業本部



よ〜し君:博士
パピルス博士:・・・・
よ〜し君:博士 !
パピルス博士:・・・・
よ〜し君:(耳元で)ハ・カ・セ !!
パピルス博士:(びっくりして)あんりゃ、よ〜し君でねえの。何だっちゃ?
よ〜し君:やだな、博士。居眠りしてたんですか。それに、言葉、どうしたんですか?
パピルス博士:知らなかった? おれ、石巻出身だっちゃ。
よ〜し君:それはいいんですけど。今月はカラーランド100について聞きたいんですよ。
パピルス博士:わしは、色物は得意じゃ。まかしとけ。
よ〜し君:じゃあ、得意なところで。これは、100%古紙配合の色上質ということですが、このところ日本製紙は古紙配合100%品に力をいれていますね。
パピルス博士:そうじゃ。昨年末から上質、コート、中質、微塗工、アート、軽量コート、それにこの色上質をランド100シリーズとしてラインアップを揃えとる。
よ〜し君:それは、再生紙使用の輪が広がってきた結果といえますね。
パピルス博士:もちろん。日本製紙は平成3年に業界初の再生色上質としてエコーカラーを発売したが、その後他社も色上質の再生紙化を進めてな。カラーランド100はそういう市場のニーズに更に答えるために開発した紙なんじゃ。
よ〜し君:古紙の配合を100%にするのは、難しいことなんですか?
パピルス博士:今まで色上質は酸性抄紙じゃったが、今回のカラーランド100は中性抄紙にしとる。これは、古紙原料に含まれている成分と関係しとるんじゃ。
よ〜し君:その辺を、もう少し詳しく教えてくれませんか?
パピルス博士:カラーランド100の古紙原料は主に印刷所の損紙、中でもコート紙が中心でな。コート紙には炭酸カルシウムがたくさん入っているんじゃ。酸性ベースで抄紙しようとすれば、硫酸バンドを多量に使わにゃならん。そうすると、炭酸カルシウムと硫酸バンドが化学反応を起こし、発泡したり、スケール(粕)ができたりで、操業的にも紙の品質的にも問題がでてくるんじゃ。
 注)紙のサイズ、硫酸バンドについては「よ〜し」1号の紙dasを御参照ください。
パピルス博士:都合の良いことに、石巻工場では炭酸カルシウムが自製出来るようになり、中性抄紙化が進んだ結果、カラーランド100も無理なく中性で抄紙出来るんじゃ。中性抄紙は、紙の不透明度を高める働きもあって、カラーランド100にもその効果は出とる。
よ〜し君:ところで色あわせについて何か工夫があるのですか?
パピルス博士:さっき話したコートや上質の古紙はその時々で雑多な紙が回収されるんじゃ。古紙をパルプ原料(DIP)にするとき、KP(化学パルプ)やGP(機械パルプ)のようには品質が一定しないので、パルプの白色度も変わってしまう。原料に100%も古紙を使用するとなると、パルプの白色度のバラツキも大きくなり、染色して色相を一定させるのが普通の色上質より難しくなる。   
よ〜し君:結構たいへんそうですね。
パピルス博士:もっとも、石巻の色上抄造マシンにはリアルタイムで色調が判断できる装置が付いておるので十分な対応が可能じゃ。色の道は奥が深いけんのう。
よ〜し君:あれ、博士。また、言葉遣いが……。
パピルス博士:知らんかね。わしゃ、岩国出身じゃけん。
よ〜し君:しぇからしか。
                ちゃんちゃん。



 石巻工場2M/C
名称    :2M/C
型式 :長網多筒型
ワイヤー巾 :2,850mm
最大取巾 :2,550mm
抄速 :280m/分
日産    :60t
稼働    :昭和34年(1959年)
抄物    :色上質紙


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