日本製紙株式会社日本製紙洋紙営業本部




「特需」とはなんともレトロな50年代感覚の用語でありますが、当部は官公庁、旧官公庁の需要を中心にして、その他色上質紙、純白ロール、インデア、更などロットが細かい製品を取り扱っている部です。いわば、お上相手の紙商が店先で色紙や包み紙等を商っているとお考え下さい。
 そんな感じで部員を紹介したいと思います(以下芥川隆之風のナレーション)。

主人は増田珍左右衛門。当店三代目の主人。旅に出ては絵筆をとるという風流の人である。
番頭は岡島。色紙等店先商いものを一手に預かる。西洋電気三味線をたしなむ。
番頭見習いは奥住。今年、蝦夷地探検から帰り、修行中の身である。
ここで、女人の紹介を。美浪(=吉野)は飛脚用の文の商い(はがき)をもっぱらとする。
お千代(=武田)は色紙を商うこと十と数年、男衆顔負けの左党である。
再び男衆に戻り澤田。包み紙の商いをもっぱらとする。飛脚商売に魅力を感じているのか日夜駆け足に精を出す。
一郎太(=江原)は口髭などをはやし、お上の仕事に精を出す。歌唄い等をする。
泰(=菅野)の仕事は色紙商いの店番。水潜りを得意とするとか。
おっと、女人を一人忘れていた。お恭(=津山)は店の人々の世話役。暇なときは芝居小屋に入り浸っている。
そうそう、タツ(=永山)という丁稚もいるのでお忘れなく。
最後にあっしノリ公(則竹)の紹介を。色紙、薄紙を商い、最近は町内の会合に忙しい。黒人即興音楽に長らく入れ込んでおりやす。

というように部員には多種多芸のものが揃っており、その昔本部で行われていた年に一度の「演芸会」では上位進出の常連でありました。
 「特需」というとお堅いイメージがありますが、部員は皆過剰にジョークを解するものばかりなので気軽にお声をかけていただければ幸いです。



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