●トップ企業としての責任
今回の事業統合によりあらゆる面での責任が重くなった。そこで我々の取るべき姿勢とは何か。それはあくまでも本質を捕らえ、追求することにあると思う。
21世紀は環境重視型の経営がもはや必須条件であるが、こと紙のリサイクルについては依然として誤った認識が存在する。例えば古紙配合100%品への過大評価などはその典型といえる。すでに我々が幾度となく主張してきた通り、古紙100%配合品は局地的には継続生産可能であり、その存在事態は否定するものではないが、決して高評価に値するものではない。
全国的あるいは全世界的に古紙だけを原料として100%紙の生産を循環継続させることなど不可能なのである。それは過去何人もの科学者が研究した「永久機関」なるものが地球上では実現しないことと同じである。植林による原料の再生や資源の有効利用とも言える製材からの端材チップ使用などについてもっとわかりやすくかつ幅広く |
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主張するとともに、 DIPの配合率の適正値についてもさらに研究を続けることが重要ではないだろうか。うわべの見せかけに惑わされず、ことの本質を正しく伝え、正しく理解していただく義務があるのだ。
また、規模の拡大が市場の脅威となってはならないことを強く感じる。自信と誇りを持つことで実力を大いに発揮していきたい。しかし何よりも大切なのは謙虚さを決して失わないことである。両者はある意味で相反する事象であるが、そのバランスこそが重要だ。拡大した生産拠点については、個々の特色を生かしながら、地域に根ざした営業活動をさらに発展させたい。
日本紙共販の企業活動が紙・パルプ業界全体の健全な競争・発展に寄与し、その結果新聞社をはじめとするすべてのお客様との共存・共栄の一助となることを期待し、そこで働く従業員・家族の幸せにつながることを切に望む。 |