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電子の力とは、まことに強大で魅力的で、また恐ろしいものである。電子と紙とは、切っても切れない関係で、紙の種類も電子技術の発展によって分化してきたと言ってよい。電子写真用紙といわれるPPC用紙、感熱記録紙、インクジェット用紙はまさにパソコン・デジタルカメラの普及によって生まれた紙だし、一般印刷用紙の分野だってオンデマンド印刷に表わされるように、電子技術なくして成立はしていない。
一昔前、パソコンの普及が見込まれ、ペーパーレスの時代がやってくると言われながら、しかし逆に紙の需要は増加し、先の新しい紙の発展をもたらした。これは機器(ハード)が、情報記録媒体として紙を要求してきたし、紙もそれに応えるべく、機器メーカーと共に不断の開発を行ってきたからである。無論、紙を超えるような記録媒体も存在しなかった。
しかし、2001年を迎えた現在は、少し違う段階に入っているような気がする。IT(情報通信技術)という言葉が飛びかっているが、インターネット技術を中心にそれによってビジネスだけでなく、我々の社会・生活様式、つまり文化までもが(劇的に)変化すると言われるからである。
要は、我々の生活の一部がただ変わるのではなく、生活全体にまでそれが及ぶというのである。
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