月落ち烏啼いて
霜天に満つ
江楓漁火
愁眠に対す
姑蘇城外
寒山寺
夜半の鐘声
客船に至る |
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寺の開祖寒山和尚の親友である拾得が日本に布教に来ていたことへの親しみに加えて、この七言絶句は、日本で維新の志士を中心に好まれた歴史を持っていますが、本家の中国での評価はそれ程でもないようです。
結句にある鐘の音は夜には撞かないので事実と異なるからというのが理由のひとつと聞いたことがあります。
明治時代には寒山寺の鐘の修復に日本から寄付をしたそうですが、どうも我が国のほうの思い入れが強いようです。
上海に近いこともあって寒山寺は今でもツアー旅行の目玉のひとつですが、この地を詠んだものにはもうひとつ、宋の詩人陸放翁が郷里を捨て蜀に向かう際に作った「楓橋に宿る」があります。
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