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通算12号 有楽町かわら版 2000年(平成12年)4月1日 (季刊)

新営業体制へ移行

新聞営業本部新聞営業部長代理
赤津 隆一

 「大競争時代に生き残る企業への変革」という命題のもと、平成10年10月に業務改革推進室が発足し、プロジェクトチーム形式で営業体制や生産・販売・在庫の新たな仕組みなどを横断的に検討してまいりました。営業体制については顧客指向の理念のもと、新聞用紙・洋紙・情報用紙営業本部を顧客(業態)をキーとした業態別営業体制に本年4月より移行し、それを支援する組織としてマーケティング本部を新設します。

「業務改革」の狙い 〜業態別営業体制〜

 ここ数年の世界の動きは激しく、国境を越えた再編劇が行われており、紙パ業界においても従来型の黒船来航に止まらず、地球規模での「大競争時代」にあることを認識しております。当社としても企業として存続していくためには、これまでとは違った価値観を醸成する体制に転換することが最重要であり、21世紀に向けた新たな企業理念のもと販売力の強化に結びつく意識改革が急務となっております。すなわち、業務改革とは単に業務の改善ではなく、既存の延長線上での考えを捨て、会社としてのあるべき姿をもとに、新たな視点で業務を見直し、併せて社員意識・企業体質の変革を実践することです。

 当社事業の根幹は原料を購入し、製品を生産し、顧客に販売し、顧客の満足度を得ることにあります。「さあ!製品を造ったよ。どなたか買ってくださる人はいませんか」というプロダクトアウト(生産至上主義)的な発想では販売数量が伸びる訳がなく、顧客が何を考え、どんな製品を望んでいるのか、市場の求める製品を提供していくこと(顧客指向)へ基軸を据える必要があります。言い換えれば、「顧客満足度の高さが利益を生む」という考え方に全社のベクトルを合わせ、それに必要な生産・販売・在庫の体制(組織)を考えること、つまり、マーケティング企業への転換を促すことが業務改革の狙いでもあります。

 マーケティングとは、売れる仕組みを考える戦略的企業活動をさしており、営業・販売はマーケティング機能のひとつにすぎません。顧客指向の理念のもと、市場の要求するものをいかに効率良く生産し、それに合った輸送・在庫機能を考え、どう顧客満足度を高めていくか、本社(支社)の役割、工場の役割などそれぞれのプロセスを全社最適の観点から見直し、その役割に相応しい営業組織とした訳であります。

当本部の組織について

 顧客別営業体制移行に伴い新聞用紙営業本部を「新聞営業本部・新聞営業部」と名称を変更いたします。一本部一部の組織に変わりはありませんが、業態別組織として「新聞社」さんを顧客とした組織であることをより明確にしました。その結果、当本部では新聞社さんで購入する印刷用紙(情報用紙除く)の販売をも担当することになり、新聞用紙以外のより広範囲な品種を扱うことになりました。各営業支社の新聞Gも同様となります。

 長年、新聞用紙を通じ新聞社さんの購買部門や印刷部門との接蝕において、常日頃から顧客を意識した営業活動を行ってまいりました。その経験を生かし、印刷用紙についても新たな商品知識の習得に努め、ご迷惑をお掛けしないよう一刻も早く営業体制を整え、期待にお応えしたいと考えております。

 印刷用紙の販売形態は、流通(代理店・卸商さん等)を通しての販売とさせて頂き、印刷用紙の引き合い、交渉、納品、請求、回収などの商流・物流などの業務は原則、流通が担います。当本部は新聞社さんの印刷用紙に関するご要望に応えるべく、流通と共同した営業を展開してまいりますので、購買部門は勿論のこと出版局、事業局などにも流通さん共々訪問する機会が増えると思います。その時は一声おかけください。

 また、本社において新聞用紙の品質管理を担当している品質保証部新聞Gのメンバーと同室となり、これまで以上に各新聞社さんで使用された品質につき営業部門と品質管理部門とのより密接なコミュニケーションが図れる体制としてまいります。

 今回の業務改革の目指すところを本部員が共有し、気持ちも新たに新聞社の皆様にお役に立つ営業を目指してまいりますので、今後とも宜しくお願い申しあげます。

◆航空事故のテレビ番組を見た。墜落は考えただけで怖いが、毎年必ずどこかで起きている。◆現代技術の粋が結集された航空機がなぜ落ちるのか。機体欠陥、整備・操縦ミスなど色々あるだろう。死人に口なしだから操縦ミスとすれば万事丸く納まる、とは言い過ぎだが、過去にはそう思われても仕方がないような調査報告もあった。◆結局は巨大システムの中にそれを操る人間にとって不都合な箇所があったために事故は起こったと考えられる。抽象論を唱えたくないが、そう言う他ないのではないか。◆考えてみれば、航空機に限らず、大半の人々が巨大システムに直接、間接的に関わっている。そして毎日どこかで不幸な事故が起こっているようだ。航空事故は一度の被害が大きいから注目されやすいだけだろう。◆これからの時代は技術革新に加えて環境、コスト等の様々な面に留意する必要があるが、システムを操り恩恵を受ける人間の安全を忘れてはならない。(H)


第12号 (発行日:2000年4月1日)
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