海外植林について
 
 西豪州南西部を事業対象地とするバンバリー トゥリーファーム プロジェクトは、三井物産をパートナーとし、日本製紙の植林事業の中で、豪州国内において最初に手がけられた植林事業です。1996年より植栽を開始し、2003年末までに12,000haの植栽が完了しました。事業目標面積は20,000haです。
 植栽樹種はユーカリ・グロビュラス。購入とリースによって植林用地を確保しています。他の植林事業に比べ、一区画あたりの面積が大きいことが特徴です。
(研究開発)
 2000年6月に、日本製紙研究開発本部岩国技術研究所は、西豪州コリー町近郊にクローン増殖培養設備(約1ha)を設立し、世界的にもまだ例を見ないユーカリ・グロビュラスのクローン化技術の実用化試験を行っています。2002年には研究設備で生産された10,000 本の苗を林地に植栽しました。
 西豪州の南西部に位置するコリーは開拓当初から牧畜業の町として起こりました。近年炭坑が発見されてからは、炭鉱の町として栄え、町の外れには露天堀りの炭鉱が今も採掘を続けています。現在人口は1万人。町の中にはコリー川が流れ川縁は人々の憩いの場となっています。開拓当時の精神を今に引き継ぐ静かで自然豊かな町です。

 2002年3月、日本製紙はオーストラリア・西豪州において最大規模でユーカリ植林及びチップ輸出の一貫事業を行っている丸紅の子会社のワープレスに資本参加しました。ワープレスは苗畑、西豪州南西部に約30,000haのユーカリ・グロビュラスの植林地・チップ工場・船積み設備を有し、1976年より日本向けにユーカリチップを輸出してきた実績があります。

ワープレスは、2003年4月に環境マネジメント規格ISO14001を取得しました。
また、ワープレスで永年行ってきたBlackwood Riverの「Blackwood水質調査プログラム」活動が評価され、2003年12月17日の全国大会で豪州連邦政府首相賞最優秀賞を受賞しました。連邦政府首相賞とは、地域社会と一体となって優れた社会貢献活動を行っていると認められた企業に贈られる賞です。

ISO14001…環境への取り組みについて継続的な改善を進めるシステム構築に関する認証で、森林経営に適用することで持続可能な森林経営を目指すことを認証するものです。

 オーストラリアン アフォレステーションはトヨタ自動車と三井物産が共同で設立した植林会社です。 日本製紙が植林技術サポートを行い、植林木の買取契約を結んでいます。
 事業対象地は西豪州南西部。植栽樹種はユーカリ・グロビュラス。1999年より植栽を開始し、2003年末までに1,000haの植栽が完了しました。事業目標面積は2,000haです。
 トヨタ自動車はこの植林地の一部をこれまで培ってきた樹木の研究成果を検定する場としても活用しています。

 エコ トゥリー ファームは大阪ガスが三井物産をパートナーとし、わが国の都市ガス事業者として初めて海外に設立した植林会社です。日本製紙が植林技術サポートを行い、植林木の買取契約を結んでいます。
 事業対象地は西豪州南西部。植栽樹種はユーカリ・グロビュラス。2001年より植栽を開始し、2003年末までに300haの植栽が完了しました。事業目標面積は1,000haです。

 ビクトリア トゥリーファーム プロジェクトは、三井物産とチップ取引先であるMidwayをパートナーとし、ビクトリア州の南部に展開する植林事業です。
  1996年より植栽を開始し、2003年末までに3,700haの植栽が完了しました。事業目標面積は8,000haです。 植栽樹種はユーカリ・グロビュラス。リースによって植林用地を確保しています。
 ヴィズ オーストラリアは小学館が、出版企業として将来の紙の原料確保に寄与する「小学館の森」づくりを目指し、設立した植林会社です。日本製紙が植林技術サポートを行い、植林木の買取保証を結んでいます。
  事業対象地はビクトリア州南部。植栽樹種はユーカリ・グロビュラス。2000年より植栽を開始し、2001年末にて目標面積(500ha)を越える600haの植栽が完了しました。
 ビクトリア州の州都メルボルンはオーストラリア第2の都市。1956年に行われたメルボルンオリンピックで一躍有名になりました。また世界的に有名なテニスの全豪オープンやF1グランプリも毎年開催されています。現在人口は300万人。商業の街シドニーに対して文化の街と形容されるメルボルン。一年を通した爽やかな気候と、世界各地からの移民がもたらした文化の多様性の上に成り立つ調和が特徴的な街です。
 ポートランド トゥリーファーム プロジェクトは、トヨタ自動車と三井物産をパートナーとし、ビクトリア州と南豪州の州境地域に展開する植林事業です。  
  2001年より植栽を開始し、2003年末までに1,600haの植栽が完了しました。事業目標面積は3,000haです。  
  植栽樹種はユーカリ・グロビュラス。購入によって植林用地を確保しています。
 ビクトリア州と南オーストラリア州の州境に位置するポートランドは、両州の州都メルボルンとアデレードの中間地点にあり、古くから海運交易の要衝として栄えてきました。現在人口は2万人。港近くにはオーストラリアでも屈指の美湖ブルーレイクや、まっすぐに続くビーチなどたくさんの観光名所があります。
 グリーントライアングル トゥリーファーム プロジェクトは、三井物産をパートナーとし、ビクトリア州と南豪州の州境地域に展開する植林事業で、ユーカリ・グロビュラスを育てるトゥリー グローワー(Tree Grower)と植林木の買取契約を結ぶことで、ユーカリ資源を確保しています。
 1996年より植栽を開始し、2003年末までに2,800haの植栽が完了しました。事業目標面積は10,000haです。
 サザン プランテーション フォレストは、丸紅が設立し、集英社をはじめ中国電力・ロームが、地球温暖化防止と森林保護への貢献を目的として、事業参画した植林会社です。
 事業対象地はビクトリア州と南豪州の州境地域。植栽樹種はユーカリ・グロビュラス。1999年から植栽を開始し、 2003年末までに3,400haの植栽が完了しました。事業目標面積は10,000haで、収穫される植林木は日本製紙への販売が予定されています。
 セフィは、大昭和製紙と伊藤忠商事が共同出資し、1967年に設立したチップ輸出会社です。植林事業は1989年より開始し、2003年末までに3,300haの植栽が完了しました。
 事業対象地はニューサウスウェールズ州とビクトリア州。主要植栽樹種はユーカリ・ナイテンスで、事業目標面積は 5,000haです。
※2003年10月 旧ハリス大昭和が社名を変更しました。

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