| A13. 再生紙を作るには、まず一度使用された紙(古紙)からパルプを作ります。
古新聞や古雑誌などの古紙を、パルパーという大きなミキサーのような機械で、温水や薬品といっしょにかき混ぜて溶かし、紙の繊維とインク、プラスチックなどの異物を分離します。 次に、フローテーターという機械で、泡にインクをくっつけて浮上させ、取り除きます。そしてスクリーンという機械で、異物を取り除きます。こうして残った紙の繊維を洗ってパルプ(古紙パルプ)ができあがります。
この「古紙パルプ」と木材から作る「木材パルプ」とを混ぜたものが、紙の原料になります。ここからあとの作り方は、再生紙でもそうでなくても同じ方法です。紙の作り方は、このホームページにある「チップ君の工場見学」でもご覧ください。
古紙を紙の原料として使えるようにするには、回収して、分別して梱包するなどの費用が発生します。古紙は街の森林資源と言われるように主に都市で発生しますが、それを使う製紙工場は遠く離れた地域にあり、運ぶのに運賃もかかります。さらに、古紙パルプを作る設備は木材パルプを作る設備より少ない費用ですみますが、それでも新しく作るとなるとかなりの費用がかかります。そのため製紙会社では、新たに紙を作る機械を増設する機会に合わせて古紙パルプ設備も増設して、古紙の利用拡大につとめています。このような事情から、古紙を使用した紙は、古紙や製品の種類、作られる製品の量などの条件により、場合によっては割高になることもあるのです。
なお、一部の紙に多くの古紙を使うだけでなく、いろんな紙に使われる古紙の量を少しずつ増やす、あるいは白さが欲しい紙に無理して使うよりも、白くなくてもいい紙にたくさん使うなど、工夫しだいでもっと多くの古紙を使えることになるでしょう。
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