| A10. 世界的にみると、木材以外に稲やワラなどさまざまな材料を用いて作った紙が使われていますが、日本ではほとんどの紙が木材パルプ(木材から取り出した繊維)と古紙を原料にしています。
世界的にみると、木材以外に稲やワラなどさまざまな材料を用いて作った紙が使われていますが、日本ではほとんどの紙が木材パルプ(木材から取り出した繊維)と古紙を原料にしています。
日本で生産されている紙は3,046万トン(2003年)で、その原料の構成比は、古紙が60.2%と半分以上を占め、残りが国産材や輸入材を主体とする木材チップからのパルプと輸入パルプになります。
日本では古紙の再利用を目指した回収制度や、技術開発が積極的に行われ、世界で最高レベルの古紙使用国となっています。また木材からのパルプについても、その原料の4分の1以上が製材に使った後の残材を利用したり、この他に枝や人工林間伐材を使用するなどで木材の有効利用を図っています。
紙の原料に木材が使われるようになってほぼ160年。限りある資源である森林を守るための取り組みがいっそう必要となっています。
その取り組みの1つに植林があります。製紙業界では2002年末までに、国内に13万ha、海外に35万ha(9ヶ国・28プロジェクト)の植林を実施してきました。今後、2010年までに植林面積を55万haにまで拡大する計画を立てています。
植林対象地の多くは環境保全を考え、焼畑などで草地や灌木化した荒廃地、牧場跡地などで行い、木材を『育てる原料』として植林事業を進めています。
私たち1人ひとりも紙の大切さを知り、積極的に古紙の再利用に取り組みたいものですね。
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