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紙に関するQ&A

Q8.和紙と普段使っている紙とはどう違うのですか?

A8. 紙の作り方の基本は、原料を煮て植物繊維を取り出し、叩き、網か簀(す)ですき上げ、水をしぼり、乾燥させるという方法で、これは二千年前から変わりません。和紙は樹皮の内側の靭皮(白皮)を使います。原料として繊維の取り出しやすい桑科の「こうぞ」、ジンチョウゲ科の「がんぴ」、「みつまた」が使われます。木の灰に水を加えると上澄み溶液ができますが、この灰汁(あく)で靭皮を煮て不要なものを溶かしました。

 これに対して、普段使っている紙(洋紙)は、材木の繊維が使われています。木材の繊維を機械的にすりつぶしたり、薬品で煮たりして取り出します。この方法では材木の種類を問わず、繊維を取り出すことができます。

 和紙は、保存性にすぐれ、強じんであるだけでなく、劣化が少ないのが特徴です。また、よりすぐりの原料を使い、きめ細かい手づくりの工程を経て作られる独特の味わいを持った紙で、美術工芸を中心に利用されています。そして洋紙は、大量生産、品質の均一、加工の容易さなどにすぐれ、印刷用紙、筆記用紙、ダンボールから衛生用紙(トイレットペーパーやティッシュペーパーなど)に多く使われています。


がんぴ(拡大)