5.現代の洋紙
 木材の繊維(パルプ)を機械的に製造する方法を発明したのは1840年、ドイツのケラーという人です。さらに1854年、ケラーが開発した砕木機によって、木材パルプを大量に生産できるようになりました。木材パルプを使用した製紙の時代の始まりです。
 明治維新をきっかけに製紙技術は日本に入ってきました。1879年までには民間の製紙会社6社が洋紙の製造を開始しました。
100吋ヤンキー紗紙機・シングルカッター(昭和10年代)
ヤンキー紗紙機シングルカッター
(昭和10年代)
女子従業員の選別作業(昭和28年頃)
女子従業員の選別作業(昭和28年頃)


1880年代には新聞や本の発行が盛んになり、教科書が和紙から洋紙に変わるなど、洋紙の使用量が急増していきました。大正から昭和にかけて、現在のように新聞が家庭でも読まれるようになり、たくさんの紙が使われ、印刷工業と製紙工業は発展していきました。