| A2. 1990年秋、「製紙工場の排水口近くにいる魚から、微量のダイオキシンが検出された」との報道により、紙とダイオキシンとに強い関係があるような印象が深まりました。このため、環境庁では91年11月に全国のパルプ工場周辺環境の調査を行いましたが、結果はこれまで環境庁の行ってきた一般の環境調査結果とほぼ同じレベルであり、中央公害対策審議会の関係部会では「現時点では、人の健康に被害を及ぼすものとは考えられない」と評価されています。
とはいえ、有害物質の排出をできるだけ減らすためことは当然のことですから、製紙業界では発生量の削減に取り組み、AOXという物質の発生量をパルプ1トンあたり1.5kg以下にすることを目標とし、1993年末までに、対象となる全工場がこの目標を達成しました。
AOXとは有機塩素化合物の指標の一つで、ダイオキシンの発生量と相関があるということから、測定のむずかしいダイオキシンに代わる指標として使っているものです。
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