紙の豆知識

紙の豆知識
チップ君の工場見学
コッシー君の古紙の分類Q&A
紙のQ&A
リサイクルプラザ「紙遊館」
手漉き体験コーナー
紙工作
牛乳パックの製造工程
日本製紙に聞いてみよう
紙の豆知識トップページへ
環境に関するQ&A

Q1.

大量に使用する水の調達や、排水に何か対策をとっていますか?

A1. 紙はパルプを薄く水に溶いてすき上げてつくります。このとき使う水は、できる紙の約百倍。つまり、紙1トンを作るのなら、百トンもの水が必要です。水は川や地下水を使いますが、製紙工場ではできるだけ使用量を減らすとともに、一度使った水を循環させて繰り返して使い、必要な量をまかなっています。

 使い終わった水は、工場の外の川や海に今度は排水として出ていきます。工場から出ていく前には「排水処理設備」があり、ここできれいな水に戻します。

 その方法は、たとえば次のとおりです。

  1.  酸性やアルカリ性の水は中和させる。
  2.  薬品を使い、細かいゴミを沈殿させる。
  3.  微生物を利用した処理装置によって、水中の有機物を分解する。
  4.  さらに時間をかけて沈殿させ、上ずみの水だけを排出する。

  ここで沈殿したもの(スラッジという)は脱水したあと焼却処理し、最後に残った灰もセメントなどの原料として利用します。

 日本には、世界でも厳しい排水基準があります。さらに各工場では、地域との間で国の基準よりも厳しい協定を結ぶことも多く、これを守りながら生産を続けているのです。


排水処理設備(拡大)