日本製紙株式会社 紙のリサイクル

紙リサイクルの方法
古紙の回収・流通ルート
古紙の分別回収の方法
古紙の分類 Q&A
古紙の再生工程
紙リサイクルの現状
世界の古紙利用率
世界の古紙需給
日本の製紙原料の構成
日本の古紙利用・回収率
当社の古紙利用状況
Back Next

古紙の再生工程


紙は、チップと古紙を原料に作られています

チップとは、木材を細かく砕き小片にしたもので、チップを薬品と一緒に煮て木材中の繊維を取り出し「木材パルプ」を作ります。一方、古紙からは、古紙中のインクやチリを除去し「古紙パルプ」を作ります。ほとんどの紙は、「木材パルプ」と「古紙パルプ」の両方が配合され、作られています。

製紙工場では、様々な種類の紙を生産しています。それぞれの紙は、求められる「強度」や「白色度」が違うので、作る紙の種類や用途に応じて、適した原料(木材の種類や古紙の種類)を選び、それぞれを適した分量で、うまく組み合わせて使用しています。各社、各工場、各商品によって、古紙の配合率は異なりますが、一般的に、板紙で9割、新聞紙で7割、印刷・情報用紙などでも2割は「古紙パルプ」が配合され、紙が作られています。


古紙パルプのつくり方 (取材先:弊社石巻工場)

(1)古紙を、温水と薬品の入ったパルパーに入れ、どろどろにほぐします。
高濃度パルパー
古紙と温水と薬品(苛性ソーダ・脱墨剤)を入れ、かき混ぜて、古紙をどろどろにする。繊維からインクを剥がす役目もある。
ペアパルパー
7mmの丸穴(第一段階)と3.5mmの丸穴(第二段階)を通過させることにより、大きなごみを取る。
「スクリーン」でゴミやチリをとる
「パルパー」の中に投入し、溶解

(2)どろどろになった古紙をスクリーンに通し、ごみやチリを除きます。
粗選スクリーン
丸穴より小さいスリット0.2mmを通過させ、小さいごみやチリを取る。
精選スクリーン
更に細いスリット0.15mmで、細かいチリを取る。
「スクリーン」でゴミやチリをとる
「スクリーン」でゴミやチリをとる

(3)フローテーターで、洗剤の泡と一緒にインクや塗料を取り除きます。
フローテーター
洗剤を入れ、細かい空気の泡を送り込み、剥がれたインクを泡と一緒に浮かせて取る。インク・塗料・填料が取れ、繊維だけが残る。
「フロテーター」でインクをとる
「フロテーター」でインクをとる

(4)漂白タワーで、過酸化水素水という薬品を混ぜて、繊維を漂白します。

(5) 繊維をきれいな水で洗い、余分な水分を脱水します。この繊維が、新たな紙の原料となる「古紙パルプ」です。
品質チェックのため取り出された漂白後の古紙パルプ
品質チェックのため取り出された漂白後の古紙パルプ

(6) 出来上がった古紙パルプは、ストックタワーに貯めます。使用量に応じて、抄紙機へ払い出します。
出来上がった古紙パルプは「ストックタワー」に貯める
出来上がった古紙パルプは「ストックタワー」に貯める。
go Top