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経営情報/グループの強み

巨大な国内紙・板紙市場

 世界の製紙市場の規模は、およそ3億2,000万トンです。日本製紙グループがベースとする日本市場は、その約10%を占める、世界第3位の巨大な市場です。日本の製紙産業は、生産量が消費量とほぼ同量であり、内需型の産業であるといえます。
 国内での紙の消費量はGDP(国内総生産)とほぼ相関した堅調な伸びを示してきており、今後も急激な需要の減少は起こりにくいと考えられます。

世界の生産量と消費量のトップ10
2001年

世界の生産量と消費量のトップ10
  出典: 「Pulp&Paper International」
2002年7月号(P8,9より)

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紙・板紙素材の優位性

 日本製紙グループのコア事業である紙および板紙の国内生産量は、鉄鋼や金属などの他の素材産業と比べ、これまで安定した成長を続けてきました。
 紙メディアには、一覧性に優れ、目にもやさしく、低コストで、大量配布が容易であるという特長があります。さらに国産品は、品質やデリバリーサービス、価格、コストなどの点で、輸入品に対して高い国際競争力を持っています。

各素材の国内生産量の推移
(1970年の生産量を100とした場合の伸び率)

各素材の国内生産量の推移
  出典: 日本製紙連合会および
経済産業省統計

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さらなる成長が見込まれる製品市場

 国内市場の動向としては、近年の印刷物のビジュアル化により、カラー印刷に適した塗工印刷用紙の需要が伸びています。また、情報用紙の分野でも、デジタルカメラの普及やプリンターの高性能化に伴い、インクジェット用紙がめざましい成長を遂げています。

国内洋紙品種別生産量の推移
(1,000トン)

国内洋紙品種別生産量の推移
  出典: 日本製紙連合会統計

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世界の製紙業界での当社の位置付け

 日本製紙グループは、製紙メーカーの紙パルプ事業売上高ランキングで世界第6位です(2001年)。日本国内はもちろん、アジアにおける紙パルプ部門のリーディングカンパニーです。

世界の売上高トップ20
2001年
※以下のグラフの(株)日本ユニパックホールディングは、
 現(株)日本製紙グループ本社を指します。
(紙、パルプ加工部門)

世界の売上トップ20

  出典: 「Pulp & Paper International」 2002年9月号
2001年世界ランキング「Top150」。
ただし、日本企業は有価証券報告書にもとづく。
為替レートは1ドル=121.5円で計算。

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高い国内シェア

 

 日本製紙グループは、国内の洋紙事業において第1位、板紙事業においては第3位の業界生産量シェアを誇っています。
 日本の製紙市場はこれまで安定的に成長してきましたが、一方では設備増設による過当競争を繰り返してきました。1990年代前半以降、各社が合併や再編により生き残りを図った結果、2001年3月の株式会社日本ユニパックホールディング(現 株式会社日本製紙グループ本社)の誕生を機に、洋紙2大メーカー、板紙3大メーカー体制が実現されました。
 これにより、極端な市況の乱高下を回避して、コストダウンをそのまま収益の改善につなげていくことが可能となってきました。

国内業界洋紙生産シェア
※以下のグラフの日本ユニパックホールディンググループは、 現日本製紙グループを指します。

国内業界用紙生産シェア

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成長品種への注力

 

 日本製紙グループは、「成熟市場の中でも成長できる製品」を主眼に置いた研究開発・販売を行っています。
 成長品種である塗工印刷用紙の分野では、ボリューム感がありしなやかな「嵩高紙」シリーズ、情報用紙の分野では、写真調の画質を誇る「高光沢インクジェット用紙」など、顧客ニーズに応じた新製品を続々と市場に投入し、高い評価を得ています。

日本製紙グループの洋紙生産品種構成
2002年生産量ベース

日本製紙グループの洋紙生産品種構成

嵩高塗工印刷用紙の販売量推移

嵩高塗工印刷用紙の販売量推移

インクジェット用紙の販売量の伸び
(1999年度の販売量を100とした場合の伸び率)

インクジェット用紙の販売量の伸び

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世界をリードする技術開発力

 

 日本製紙グループでは、顧客ニーズへの対応、国際競争力の強化、地球環境への配慮を主眼として、次世代を見据えた様々な技術開発に取り組んでいます。日本製紙株式会社の研究開発本部をグループ研究機関の中心として、技術の集積・展開を図っています。

◆製造技術
抄紙・塗工分野で、世界をリードするコア技術を有しています。業界に先駆けて開発した嵩高化技術は、雑誌・本文・書籍用紙などで数多くの新製品を生み出してきました。2003年2月には、世界で最も低密度となる超嵩高の高白コートグラビア紙「キングダムGR(グローリー)」の発売を開始し、差別化商品として顧客のみなさまに好評を博しています。これらの新製品は、高い成長性を維持しており、品揃え・数量・品質ともに他社をリードしています。

キングダムGRと他グラビア紙の密度の比較

キングダムGRと他グラビア紙の密度の比較

◆原材料
・木材:
将来の優良資源の確保に備えた研究を行っています。日本製紙株式会社では、生長性が特に優れたユーカリの開発に成功しました。ユーカリの木は生長が早く、製紙原料として利用されますが、開発品は一般のユーカリに比べ、植栽後1年8カ月が経過した時点で早くも約1.6倍の生長性を示しています。

原材料

・古紙:
資源循環型産業の担い手として、古紙パルプ製造技術の向上に継続的に取り組んでいます。コストダウンと古紙利用率の向上を目指して、従来は洋紙の原料として使用できなかった背糊付雑誌古紙など広範な古紙利用を可能にする技術を開発し、実用化に成功しています。

・その他材料:
製紙においては、填料や顔料などの材料も重要です。コストダウンや品質向上を目的とした材料製造技術の研究を行っており、質の良い自製填料を安価に製造する技術を開発しました。顔料の自製化にも取り組み、コストダウンを進めています。さらにこれらの自製材料を利用して、新聞用紙や各種印刷用紙など、幅広い製品群の開発を進めています。

洋紙向け原料に占める雑誌古紙の使用比率(%)
※以下のグラフの日本ユニパックホールディンググループは、 現日本製紙グループを指します。

洋紙向け原料に占める雑誌古紙の使用比率

 
出典: 経済産業省「紙・パルプ統計年報」

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工場立地の優位性

 

 日本製紙グループは、競合他社に対し、国内紙・板紙工場立地の点で大きな強みがあります。
主力工場の多くは臨海立地であり、木材チップや石炭など原燃料の大半を輸入に頼っている日本では、コスト競争力に優れます。
その他の主力工場は、大都市に近接しています。大都市では古紙が大量に発生し、集荷が容易なことから、これらの工場では製紙原料としての古紙が低コストで入手できます。
工場が全国にバランス良く配置されているため、製品のデリバリーやサービスなど、顧客指向の販売を行ううえでも有利です。

 このような恵まれた工場立地を活かし、コストダウンを強力に推し進めていくほか、資産効率を高めるために生産体制の再構築を実施し、グループを挙げてのローコストオペレーションの実現を目指しています。

工場立地 釧路工場 勇払工場 石巻工場 岩沼工場 富士工場 岩国工場 八代工場 関東(足利) 関東(草加) 吉永 東北

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