|
 |
|
日本製紙の育種技術で
発根に成功した桜の苗
|
日本の国花である桜は、種子から育てると雑多な形質が出現して親株と同じ花を見ることができないため、主に接ぎ木によって苗の生産が行われています。この方法は、台木を育て、それに枝を接いで1本の桜をつくることから、植樹するまでに3年以上の労力が必要で、そのため生産本数が限られていました。また、桜は、一般的に組織培養も難しいと言われています。
しかし、日本製紙の育種技術のひとつである光独立栄養培養技術(※)を用いることにより、桜についても比較的簡単に発根させ、苗木を生産することができます。この技術は、成長が早くパルプ化適性に優れているユーカリ・グロブラスの精英樹を増殖するために開発された、世界でも画期的な育種技術です。日本製紙はこの技術を使って、2004年5月から、歴史的、文化的、学術的に価値があり、公共性の高い桜の銘木・古木の苗木を無償で育てる活動を始めました。
(※)光独立栄養培養技術:植物の光合成能力を助長することにより、栄養分の糖を与えずに二酸化炭素と水と光で植物を培養する方法
|
| |