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古紙利用の適切な推進

新聞用紙への古紙利用を推進

古紙からパルプをつくる場合、まず古紙を水の中で分散させてパルプ繊維を取り出し、その後、必要に応じて脱墨や漂白などの処理を施します。

紙・板紙のうち、段ボールなどの原紙となる板紙は、高い白色度を求められず脱墨・漂白処理が不要であることから古紙パルプを利用しやすく、古紙利用率はすでに90%を超えています。一方で、情報媒体として用いられる洋紙は、求められる白色度が高く、脱墨・漂白処理にコストや環境負荷がかかることから古紙利用率は40%にも達していません。こうしたなか、さらに古紙利用を進めていくためには、環境負荷と化石燃料使用量の増大をできる限り抑制しながら、洋紙への利用率を高めていく必要があります。そこで、日本製紙グループでは、新聞用紙への古紙利用を推進しています。

新聞用紙は、洋紙のなかでは求められる白色度が低い紙です。また、従来、新聞用紙の主原料とされてきた機械パルプ(機械的に原料を砕いてつくるパルプ)は、製造工程で多くの電力を消費します。これらのことから、機械パルプを古紙パルプに代替することで、環境負荷やエネルギーの消費を抑えながら古紙の再利用を進めることができます。日本製紙(株)では、新聞用紙への古紙(脱墨)パルプ配合率を75%にするという目標を掲げており、2005年度の実績は74.3%に達しました。

表)各種の紙の特徴と古紙原料の利用しやすさ比較
グラフ)日本製紙(株)での新聞用紙への脱墨パルプ配合率の推移