チリは、砂漠地帯である北端から氷河の連なる南端まで約4,200km、地球の円周の10分の1に相当する細長い国土をもっています。アンデス山脈と太平洋に挟まれた多種多様な気候をもつ国土は13の州に分かれ、その中央部に位置する第6州から第10州では、温暖な気候を利用して松・ユーカリの植林事業が盛んに行われています。チリ全土の植林地面積は2002年末時点で約210万ヘクタールに及び、そこから産出される林産物はアジア・北米・欧州に輸出され、チリの経済を支える重要な役割を担っています。
日本製紙(株)の植林会社Volterra S.A. (住友商事との共同出資会社)は、第8州から9州に約19,200ヘクタールの土地を所有しています。早くから整備されたチリの森林法に則り、水源林や天然林を保護しながら、放牧跡地や灌木林などの未利用地をおもに活用して約13,500ヘクタールのユーカリ植林地を造成しました。事業にあたっては、地元企業と契約して植林に関わる作業を委託し、新たな雇用機会を創出するとともに近隣の道路を整備するなど、地域社会に大きく貢献しています。
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