日本製紙グループ
社会性・地域
工場周辺住民との関わり
対話期間2005.3.4〜2005.8.5

消費者
T.F.さん
御社では大きな工場をあちこちに何ヶ所かお持ちだと思いますが、工場の周辺に住む住民とは、定期的に話し合いの場などを持たれていますか。

CSR室
技術調査役
伊藤

当社では、各工場・事業所において定期的に説明会等を実施しております。
例えば日本製紙岩国工場では、工場周辺自治会および行政等の方々を対象に、工場の環境保全と安全保安に関する情報開示を目的に、毎年、環境安全説明会を開催しています。また、その他の工場・事業所でも、当社および工場独自の取り組みの紹介や質疑応答、工場見学など、地域住民とのコミュニケーションを図っています。


消費者
サラリーマンさん
新幹線で富士山の辺りを通過している時、製紙会社と思われる工場の煙突から白い煙がもくもくと出ているのをよく見ますが、あれは大丈夫なんでしょうか?御社の工場もありましたっけ?住んでいる人たちのことが気になりましたので投稿しました。

CSR室
技術調査役
伊藤

静岡県富士市に、弊社富士工場があります。
弊社では、富士工場のみならず国内外全ての工場において、環境汚染物質等を排出することのないよう管理を行っています。必要に応じて有害物質の除去装置を設置し、製造工程から出る排気に含まれる物質を測定しながら、法令上の基準値をオーバーすることのないよう管理しています。ちなみに、工場の煙突から出る煙が白く見えるのは排気に含まれる水蒸気によるものであり、人体に影響を及ぼすことはありません。


学生
佐藤さん
やはり、近隣の地域住民は、多かれ少なかれ、健康面や安全面に心配を抱くもので、公害などに対する対策を明らかにしたりする取り組みに関心があるのではないかと考えます。

CSR室
技術調査役
伊藤

ご意見ありがとうございます。
弊社では、工場周辺の住民の皆さまに、工場の環境や安全に対する取り組みについて、定期的に説明会を実施しています。また、ご要望があれば工場見学なども実施し、工場内を実際に見ていただき質疑応答を行うことで相互のコミュニケーションを図っています。
今後も、積極的に情報発信を行い、より多くの工場周辺住民の方々から一層の理解と信頼を得られるよう、取り組んでまいります。


消費者
サラリーマンさん
そうでしたか、ただの水蒸気でしたか・・・ 安心しました。
にもかかわらず、あんなに煙突を高くしているのは何か理由でもあるのでしょうか。低いところでいくら煙が安全と言っても、周辺住民の方々はいやがるからでしょうかねえ。

CSR室
技術調査役
伊藤

煙突の高さについては、まず排気ガスの規制の問題があります。地域によって異なりますが、規制値はその地域ごとに決められており、それに従って必要な煙突の高さが決まります。
そもそも、煙が直接民家にかかってしまうということは問題です。煙突を高くすることで、直接、煙が民家にかかるということがなくなるのです。


NPO関係者
鈴木さん
アスベストの問題には恐怖を覚えます。アスベストのように、当時は問題視されていなかった化学物質の危険性が後に明らかになることがありますが、アスベストの問題では、工場周辺の住民にも死者が出ました。御社でも、化学物質の管理は厳重に行われていることと思いますが、薬品類など使用することもあるかと思いますが、安全性はどのように図られているのでしょうか。アスベストも違法に使用されていたわけではないところを見ると、国は認可しているから安心というわけにもいかないことがわかりました。効率を優先して、疑わしい材料を使うのは決してしてはならないことです。国や国際基準以上の指標を持つことは、企業としてもリスクマネージメントになるはずです。

CSR室
技術調査役
伊藤

現在、弊社グループの紙パルプ工場では、使用量の多寡に関わらず、数百種類の化学薬品を取り扱っております。そして、それら化学薬品については、法律で指定された有毒性のある物質を含んでいるかどうかを調べ、引き続き使用するかどうかを判断する必要があります。
弊社では、CSR推進体制の分科委員会のひとつである「製品安全委員会」の下に「化学物質管理担当者会議」を設置しております。グループ各社の化学物質専門家が薬品管理の方法を検討し、その上の「製品安全委員会」や「CSR委員会」を通し、グループでの一貫した薬品管理を実施しております。化学物質管理担当者会議では、具体的には (1)化学物質に関する各種法律や毒性などの情報収集 (2)収集した情報に基づく、安全性が懸念される化学物質の調査/判断 (3)使用薬品の管理方法の検討 (4)各工場/事業所の製品やその含有物質などのデータ把握 (5)各事業会社間での情報連携などを行います。既存の法律の枠を超え、海外などの事例も参考にしながら、リスクの未然防止に向け活動しております。

対話期間2005.3.4〜2005.8.5
ステークホルダーとの対話