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日本製紙グループについて
学会/外部発表2004
Clonal E.globulus Plantation

森林科学研究所 藤田 啓子

Pan Pacific Conference
日時:2004年4月19〜21日
会場:Canberra Convention Centre, Canberra, Australia

要旨:

 日本製紙は百万本単位のユーカリグロブラス(以下グロブラス)のクローン苗生産技術を確立した。生産されたクローン苗は当社のヴィクトリア及び西豪の林地に植栽され、従来の実生由来に比較し大きさ、樹形が均一な状態で160%早い生長性を示している。パルプ化が容易で繊維の紙適性に優れたグロブラスは紙パ産業にとって利潤性の高い樹種である。更に利益を上げるために、グロブラスの中でも高い生長性を有する精英樹のクローン生産が複数機関により試みられてきた。しかし、栄養繁殖が困難な樹種であることから、グロブラスのクローン大量生産の報告は知られていない。クローン植林向け精英樹の獲得も重要である。私たちはこれら課題を以下の戦略により解決してきた。
当社の林地から優れたグロブラスを精英樹候補木として選抜。最大周囲木に対して150%以上大きな材積を持つ個体を選抜した。また、乾燥地で生存した「ドラウト耐性」を有する可能性のある個体も選出した。
特許化している独自の組織培養技術による精英樹のクローン生産。当社の組織培養法を用い、精英樹を短期間に大量増殖する。独自の光独立栄養培養法で難発根性グロブラスの発根率を事業化可能レベルまで上げることが出来た。低温貯蔵法により人手を多く必要とする植え替え作業を大幅に低減させることが可能となった。
 次の段階は事業生産であり、その体制はすでに整いつつある。

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